公立中高一貫校とは?
公立中高一貫校の制度は1999年にスタートした比較的新しい教育の仕組みです。平成28年度には、公立中高一貫校が全国198校までに増加(※1)。
公立中高一貫校は6年間一貫した教育活動のもと、私立に負けない独自のカリキュラムを用意しており、進学実績も高い傾向にあります。
さらに、中学3年間は義務教育のため無料、高校の3年間も「公立高校学校授業料無償制」の導入によって、授業料がかからない点も家計にとっての大きなメリットとなっており(※制服や修学旅行費用などは別途必要)、学費をできるだけ節約し、高いレベルの教育を受ける手段としても、高い人気を集めています。
ちなみに私立中高一貫校の学費(6年間)と費用面を比較すると、平均で410万円を超える差(※2)がついています。公立中高一貫校へ入学することができれば、子供にとってはもちろん、一家の家計を考えても良い選択であることは間違いないでしょう。
そこで本特集では公立中高一貫校の受験対策におすすめの塾と通信教育をご紹介。授業内容や授業料、気になる合格実績などを比較しているので、是非参考にしてみてください。
- 文部科学省「高等学校教育の改革に関する推進状況について」より
- 文部科学省「平成26年度子どもの学習費調査」より
目次
公立中高一貫校の受験対策
公立中高一貫校の受験は、人気の学校は受験倍率が10倍を超えるなど、超高倍率が当たり前になっています。試験内容は科目の枠を取り払った適性検査と呼ばれる形式で「作文・小論文の記述」「資料の読み取り・分析」「日常生活での問題解決力」「計画の立案力」などが問われます。
これらの試験内容は一般的な受験で行われる学力試験とは異なるため、公立中高一貫校専用の対策が不可欠です。つまり公立中高一貫校を目指すのであれば、在宅で勉強するにせよ、塾を選ぶにせよ、最適な塾や通信教育を選択する必要があります。
公立中高一貫校対策~おすすめの通信教育~
出典:Z会|小学生コース専科公立中高一貫校定期生検査 5年生・6年生
難関私立中学・公立中高一貫校受験で高い実績を持つ通信教育。都立の中高一貫校はもちろんのこと、全国の中高一貫校で合格者を輩出しています。
公立中高一貫校の適性検査を徹底的に分析した講座では、「教科基礎力」「情報整理・運用力」「論理的思考力」「課題解決力」「表現力」の5つを強化。ポイントの確認→例題→練習問題のステップで演習を重ね、公立中高一貫校試験に必要な力を養います。「公立中高一貫校作文」の講座もあるので、あわせてチェックすると良いでしょう。
教科・合格実績
教科 | 【5・6年生】適性検査 |
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公立中高一貫校の合格実績(2022年) |
都立
県立小石川中 32名、両国高附属中 27名、九段中等 26名、桜修館中 59名、白鴎高附属中 37名、三鷹中 39名、武蔵高附属中 36名 宮城県仙台二華中 12名、相模原中等 21名、平塚中等 25名、南高附属中 27名、千葉中 19名、さいたま市立浦和 6名、浜松西 13名、西京高附属中 9名、大阪府立富田林中 51名、長崎東中 2名 他 |
料金(税込)※1教科あたり
毎月払い | 12ヵ月一括払い | |
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中高一貫校定期生検査 (小5) | 円/月 | 円/月 |
中高一貫校定期生検査 (小6) | 円/月 | 円/月 |
公立中高一貫校作文(小6) | 円/月 | 円/月 |
おすすめポイント
- 全国の公立中高一貫校で合格実績多数
- 公立の中高一貫校受験専用のオリジナルカリキュラムで対策
- お得な半年払い、年払い支払いあり
出典:進研ゼミ|公立中高一貫校受験講座
全国の公立中高一貫校で1,570名(2019年度)の合格者を輩出する通信教育。公立中高一貫校合格者の5.1人に1人が進研ゼミを利用するという高い実績を誇ります。教材は適性検査・作文の対策テキスト・ワークを使用。毎月配信される映像授業では、テキストだけでは理解しづらいポイントを補強することが可能です。公立中高一貫校へ入学することができれば、子供にとってはもちろん、一家の家計を考えても良い選択であることは間違いないでしょう。
また、赤ペン先生による添削指導では一人ひとりの回答に合わせて間違えた箇所を具体的に指導。1日30分、週3日のペースなので、部活動や習い事との両立がしながら無理なく進めることができます。
教科・合格実績
教科 | 【5・6年生】適性検査・作文テキスト+映像授業+添削 |
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公立中高一貫校の合格実績(2022年) |
全国中高一貫校合格者数 1,406名
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料金(税込)
毎月払い | 12ヵ月一括払い | |
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進研ゼミ|考える力・プラス講座 (小5) | 円/月 | 円/月 |
進研ゼミ|考える力・プラス講座 (小6) | 円/月 | 円/月 |
おすすめポイント
- 全国の公立中高一貫校で合格者数1,200名以上
- 毎月配信の映像授業で理解度アップ
- 「適性検査」「作文」は個別対応の添削課題
公立中高一貫校対策~おすすめの作文対策~
出典:ブンブンどりむ|小学生向け作文通信教育講座
「ブンブンどりむ」は、小学生を対象とした作文の通信教育。文章指導の達人である齋藤孝先生が監修し、書く力を中心に、思考力や判断力、表現力など「国語の総合力」を伸ばす。
マンガ形式のオリジナル教材を使用し、子供が楽しく続けられるように工夫されているほか、毎月、丁寧な「ほめて伸ばす添削指導」も受けられ、作文が苦手な子供でも、書き方のコツをしっかりと身につけられる。
なお、6年生を対象とした「バッチリ完成コース」では、公立中高一貫校の受験対策が可能。毎月届く「模擬テスト」は、公立中高一貫校の適性検査やPISA型問題に対応しており、文章から情報を読み取る力や、自分の意見・考えを論理的に記述する力を伸ばせる。
教科・合格実績
教科 | 作文(国語) ★「書く力」を中心に、思考力・表現力・語彙力を鍛える |
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公立中高一貫校の合格実績(2022年) | - |
料金(税込)
毎月払い | 12ヵ月一括払い | |
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ブンブンどりむ|小学生向け作文通信教育講座 (小1) | 円/月 | 円/月 |
ブンブンどりむ|小学生向け作文通信教育講座 (小2~6) | 円/月 | 円/月 |
※「6か月一括払い」、「12か月一括払い」、「お得なきょうだい割引」あり
おすすめポイント
- 6年生コース(※バッチリ完成コース)の「模擬テスト」は公立中高一貫校の受験対策に対応
- 国語力をつけることで、他の教科の成績アップも期待できる
- 2人目以降の子どもの受講料を割り引く「お得なきょうだい割引」あり