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続かないタブレット学習、脱却のための5つの工夫

お悩み別対処法 Written By 長尾 尚子

更新日:

タブレット学習が続かない時にチェックしたい原因と対処法

タブレット端末を使い学校の授業の復習・予習ができるタブレット学習。音声や動画といった紙のテキストにはないコンテンツも利用でき、ゲーム感覚で学べる点がメリットです。

しかし、使い続けているうちに「子供が飽きてしまった」「毎日続けられない」と頭を悩ませている保護者の方も多いのではないでしょうか。

タブレット学習が続かない時は、主な原因や挫折しやすいポイントをチェックした上で、その子に合った方法で毎日の生活に組み込むことで、親子とも負担なく続けられるようになります。

そこで今回は「タブレット学習が続かない原因と対処法」をテーマに、タブレット学習で挫折しやすいポイントと継続のコツを紹介します。

タブレット学習が続かない時のよくある原因5つ

まずはタブレット学習が続かない場合のよくある原因を見てみましょう。

  • 家庭学習の習慣が身についていない(勉強する時間や学習範囲が不定)
  • 教材が子供の学習レベルに合っていない(難しすぎる、やさしすぎる)
  • SNS・ゲーム・動画・アニメ・友達と遊ぶetc.の誘惑が多い
  • わからないときに質問できる相手がいない
  • すぐに結果を求めてしまう(または目標が高すぎる)

家庭学習の習慣が身についていない(勉強する時間や学習範囲が不定)

家庭学習の習慣が十分に身についていないと、タブレット学習を続けるのは難しくなります。タブレット学習をスタートする際は、毎日の学習時間と学習範囲を決めるのがおすすめ。小学生向けのタブレット学習は、1日10分から30分程度。1つの問題は5分程度でできるものが多いため、日々の生活の中で「どこでやるか」を決めると良いでしょう

教材が子供の学習レベルに合っていない(難しすぎる、やさしすぎる)

タブレット学習は、子供の現在の学習理解度と比較して難しすぎる(orやさしすぎる)場合も、学習を続けにくくなります。

学校の教科書に準拠した問題を出題するタブレット学習であれば、授業と大きくズレることがないので安心です。また、子供が勉強が苦手な場合や。教科による得意不得意の差が大きい場合は、さかのぼり学習・先取り学習が可能なタブレット学習を検討するのも一つの方法でしょう

SNS・ゲーム・動画・アニメ・友達と遊ぶetc.の誘惑が多い

子供が自分のスマホを持っている場合や、勉強する場所の近くにゲーム・漫画・テレビ等がある場合も、タブレット学習に集中しづらいでしょう。

「勉強以外の物が目に入らないように片付ける」「人の目があって集中できる場所(例:リビング)で勉強する」等、家庭内で子供が勉強に集中して取り組める環境作りが重要です。

わからないときに質問できる相手がいない

タブレット学習は、子供が一人で勉強できる点がメリットです。たとえば、「問題を解く際にヒントを確認できる」「テキスト内に質問ボタンが設置されている」「間違った箇所は解説動画が配信される」等、教材ごとに多彩なフォローアップ機能があります。

しかし、わからない部分を親や教師に口頭で質問することに慣れている子供の場合は、疑問点をすぐに聞けないことにストレスを感じる場合もあるでしょう。

子供がタブレット学習のシステムに慣れるまでは、「解けない問題」や「間違った問題」について、教材側にどのようなフォローが用意されているか、親も一緒にチェックすると良いでしょう

すぐに結果を求めてしまう(または目標が高すぎる)

すぐに学習成果が出ることを期待すると、思い通りにいかない場合にタブレット学習を続けるモチベーションが下がります。

特に算数や英語は、わからない場所まで戻って基礎を積み上げないと理解が進まないので、学習効果が出るまでに時間がかかるもの。

「なかなか成績アップにつながらない」「テストの点数が変わらない」といった理由でやる気が落ちている場合は、「とりあえず1か月間、毎日取り組む」「問題文の解説や復習問題を飛ばさない」等、勉強の仕方を工夫してみましょう

また、「今まで50点が最高得点だったテストで100点を取る」というように、いきなり高い目標を設定しないことも大切です。

続かないのはどんな時?タブレット学習が向いている子・向いていない子

タブレット学習が向いている子・向いていない子の解説画像

子供のタイプや生活環境によっても、タブレット学習の続けやすさは異なります。タブレット学習が向いている子・向いていない子の傾向は以下の通りです。

タブレット学習が向いている子

  • 生活リズム(就寝や食事の時間)が安定している
  • ゲームやアニメ等、のめり込んでいるものがある(またはルールがあって自由にできない)
  • シールやスタンプで記録を残すことが好き
  • 親が直接(またはLINE等のメッセージアプリetc.で)子供に声かけできる

子供の起床・就寝時間、食事の時間が安定していると、「朝起きてから朝食の前まで」「歯みがきのあと」等、生活の中にタブレット学習の時間を組み込みやすくなります。

また、ゲームやアニメ等、子供がめり込んでいるものがあると、「タブレット学習が終わったら○○をしても良い」といった具合に家庭内でのルールを作りやすいでしょう。

シールやスタンプが好きな子供の場合は、その日にやった学習をカレンダーやシール帳に記録することでモチベーションアップにつながりやすいと言えます。
家庭学習の習慣が身についていない最初のうちは、親の声かけも有効なので、直接声かけができるか、LINE等を通じて学習を促せる環境があると良いでしょう

タブレット学習が向いていない子

  • 生活リズムが不規則で食事時間や就寝時間がバラバラ
  • ゲーム等、のめり込んでいる趣味がない(またはいつでも無制限にできる)
  • 問題を解いたあと、解説を読んで理解することが苦手(読み飛ばしてしまう)
  • 親が多忙で子供への声かけや学習内容のチェックが難しい

反対に、タブレット学習を続けにくいのは、生活リズムが不規則になりがちな子供です。

ゲームや動画、漫画等、勉強以外に好きなものがなかったり、あったとしてもルールなしで好きなだけできたりすると、タブレット学習に取り組む動機づけがしにくいでしょう。

また、タブレット学習の進め方もポイントです。問題に解答したあと、○✕の結果のみを見て解説を読まずに次の問題に移ってしまうクセがあると、学習効果が出にくく、タブレット学習そのものへのモチベーションが低下する可能性があります

親が多忙で子供のタブレット学習への取り組みをチェックできない場合も、子供のモチベーションは下がりやすいので、学習進捗を確認できるサービス(保護者用アプリ等)を活用すると良いでしょう。

タブレット学習が続かない時に試したい5つの工夫

ここまで見てきたように、タブレット学習を続ける上では、「習慣化」や「環境の整備」「親のフォロー」が効果的です。

子供が無理なく家庭学習の習慣を身につけるために、以下のポイントを工夫してみると良いでしょう。

  • 学習環境を整え、教材を目に見えるところに出しておく
  • 一日のうちでタブレット学習に取り組む時間を決める
  • 苦手な教科はさかのぼり学習を利用してできる単元から取り組む
  • 親からの声かけやご褒美でモチベーションを保つ
  • 学習記録をアプリやシール・スタンプ等で可視化する

1.学習環境を整え、教材を目に見えるところに出しておく

ゲームや漫画、テレビのリモコン等は目につかない場所に片付け、勉強に集中するためのスペースを確保しましょう。

反対にタブレット学習教材はしまい込まずに、子供がすぐ手に取れる場所に定位置を決めておくのがおすすめです。

2.一日のうちでタブレット学習に取り組む時間を決める

「学校から帰ってきたらすぐ」「お風呂に入る前」等、タブレット学習に取り組む時間を決めておくことで歯みがきや洗顔と同じように勉強を生活習慣の一部にしやすくなります。

習い事があり毎日一定時間にできないときは、1日分の学習量(タブレット学習教材によって3~5問程度)を決め、1日のどこかでやるようにしても良いでしょう。

3.苦手な教科はさかのぼり学習を利用してできる単元から取り組む

タブレット学習の中には、学年をさかのぼってわかる単元から取り組める「さかのぼり学習」を提供している教材があります。

苦手な教科は基礎部分に課題があるケースが多いため、このような教材を活用することでタブレット学習の効果を実感しやすくなるでしょう。

4.親からの声かけやご褒美でモチベーションを保つ

子供にとって家で毎日勉強をするのは決して簡単なことではありません。タブレット学習をスタートしたばかりのときは、親のほうで「タブレット学習の時間だよ」と開始を促し、勉強できたときには「頑張ったね」等の声かけをすると良いでしょう。

タブレット学習が終わったら○○をあげる(してもよい)といったご褒美制度を用意することも効果があります。

5.学習記録をアプリやシール・スタンプ等で可視化する

学習記録をシールで管理している画像

タブレット学習をできた日にはカレンダー等にシールやスタンプで印を付けると、真面目に取り組んでいることが可視化されて、本人のモチベーションアップにつながります。シールやスタンプが好きな子供の場合は、特に効果が高いので、お気に入りのもので記録をつけてみましょう。

MEMO勉強習慣を身につけるには?

勉強の習慣を身につけるのは大人でも大変ですが、最近は行動心理学の発達によって、少ない負担で好ましい習慣を身につける方法が確立されてきました。
我が子に勉強習慣を身につけてほしい保護者の方はあわせてチェックしてみてください。

タブレット学習が続かない場合におすすめの「ご褒美制度」とは?

タブレット学習を続ける上で子供の動機づけとして役立つのが「ご褒美制度」です。

ご褒美制度とは、親がしてほしいことを子供が取り組んだ時に、「おやつをあげる」「おこづかいをあげる」「ゲームができる」等、子供に何らかのご褒美を与える報酬制度のこと。

タブレット学習に取り組むことを条件に、子供にメリットのあるご褒美を渡すようにすれば、学習習慣を身につけるきっかけにできます。

「ご褒美制度」の基本的なやり方

  • タブレット学習の目標を決める
  • 目標をクリアしたらご褒美を与える

ご褒美制度をタブレット学習に活かすやり方は、①タブレット学習でクリアする目標を決め、②子供がクリアできた段階で約束したご褒美を与える、という2ステップのみ。

やり方はシンプルですが、目標の設定とご褒美の選び方では以下のポイントに注意しましょう。

「ご褒美制度」の注意点

  • 目標達成の条件が子供にも理解できること
  • 子供にとってのご褒美効果があること
  • 親からの褒め言葉も大切

ご褒美制度で設定する目標は、子供が自分で達成できたことがわかる具体的な行動にするのがポイントです。たとえば、「タブレット学習の1日分のカリキュラムをこなす」「診断テストに取り組む」等、勉強の習慣化に役立つものがおすすめ。

一方、「テストで100点を取ったら」「算数の成績が上がったら」といった目標は、テストの出題内容が子供が自分でコントロールできないため避けたほうが無難です。

子供に与えるご褒美も、子供が欲しい物ややりたいこと(ご褒美効果があるもの)であることはもちろん、金銭面で親にも負担になりにくいこと(長く続けられること)も大切です

また、ご褒美を与えるだけではなく、親から子供への「頑張ったね」「きちんとできたね」といった承認のひと言も忘れないようにしましょう

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