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中学受験塾にかかる費用は?授業料の目安と抑える工夫

学習関連コラム Written By 長尾 尚子

更新日:

中学受験塾の費用はどれくらいかかる?

子供の中学受験を検討する際、気になるのは、やはり学習塾の費用でしょう。
毎月かかる授業料の目安や、受験までの約3年間でかかる費用の総額、塾以外でかかる費用はあるかなど、勉強に本腰を入れる前にお金周りの疑問はしっかり解決しておくと安心です。

そこで今回は、中学受験塾にかかる費用をテーマに3年間でかかる費用の目安や塾ごとの授業料の比較、塾費用を抑える工夫について解説します
中学受験を検討しているけど、身近なところに経験者や詳しい相手がいない・・・という方は、ぜひ参考にしてください!

中学受験にかかる総費用と塾別の授業料比較

中学入試では、小学校の学習範囲を超えた問題が多数出題されます。公立小学校の授業をただ受けているだけでは合格が難しいため、中学受験を専門とする学習塾で受験用の勉強をするのが一般的。多くの塾では、3年生の2月(4年生に進級する2か月前)から講座が本格的にスタートし、3年間をかけて志望校の絞り込みや定期的な学力チェック、問題演習、模試などの受験対策を進めていきます。

中学受験3年間でかかる塾費用の目安は約180~200万円

「株式会社モデル百貨」が実施したアンケート調査によれば、中学受験でかかった塾の費用は、平均178万4,000円。通塾期間は平均2.5年間でした(※)
より細かく見ていくと、通塾期間が3年間のケースでは、塾の平均費用は224万2,147円に。中学受験のセオリー通りに3年間塾を利用すると考えると、200万円以上は見ておいたほうが良いことがわかります

※中学受験にかかる費用について保護者500人に調査。塾代総額や受験料を合わせた費用は平均約184万円 | 株式会社モデル百貨のプレスリリース

中学受験塾にかかる費用の内訳は「授業料+入会金+教材費+その他」

中学受験塾では、授業料に加えて、入会金(入塾金、入室金)や教材費、学力テスト代や模試代などが別途かかります。
中学受験塾として知られる大手の学習塾4社を、授業料と授業料以外にかかる費用で比較してみしょう。

大手中学受験塾の月あたりの授業料(2025年度、税込)
SAPIX 四谷大塚 日能研 早稲田アカデミー
1年生 22,000円 - - 国語・算数
17,800円
2年生 23,100円 - - 国語・算数
17,800円
3年生 25,300円 - 予科、国語・算数
11,440円
4科コース
28,000円
4年生 45,650円 4教科本科コース
39,600円
本科4科、W・G・Rコース
22,880円
4科コース
31,800円
5年生 57,750円 4教科本科コース
49,500円
本科4科、W・G・Rコース
29,700円
4科コース
51,300円
6年生 66,000円 4教科・8月まで
63,800円
4教科・9月から
85,800円
本科4科、Wコース
35,640円
本科4科、G・Rコース
47,520円
4科コース
52,200円
大手中学受験塾の授業料以外の費用(2025年度、税込)
SAPIX 四谷大塚 日能研 早稲田アカデミー
入塾金 33,000円 22,000円 22,000円 22,000円
教材費 授業料に含む 20,000~40,000円程度 3年生14,740円
4年生27,071円
5年生39,611円
6年生43,967円
※4~6年生は4科の場合
必要(未公開)
その他
  • 春期&夏期講習等の特別講習の費用
  • 地図帳や問題集等の書籍代
  • 3年生の後期以降に実施される公開模試の費用
  • 講習時には別途講習費
  • テスト代5,280円/回(4年生1回、5年生2回、6年生6回)
テスト+模試代
  • 3年生19,800円
  • 4年生50,050円
  • 5年生70,400円
  • 6年生101,200円
※4~6年生は4科の場合
  • 年会費1,870~2,900円/月
  • 前期土曜YT講座代

SAPIXは授業料に教材費が含まれますが、それ以外の3社は別途支払う必要があります。
また、春休みや夏休み、受験直前などに臨時で行われる短期講習の費用はSAPIXも別途必要です。
このように、中学受験塾を比較する場合は、授業料と入会金はもちろんのこと、テキスト代、講習代、模試やテスト代についても考慮する必要があります

中学受験では塾以外にかかる費用もある

中学受験における支出の大半は塾費用ですが、その他にも意識しておきたい費用もあります。
以下に中学受験塾以外でかかる費用をまとめました。

中学受験塾以外にかかる費用その1:受験料

中学受験は複数校を併願するケースがほとんど。入試の際には受験料がかかり、国公立は1校あたり2,000~5,000円前後、私立は1校あたり2~3万円前後が相場です。仮に私立中学を4校受験する場合、8~12万円の費用がかかると考えておきましょう。

中学受験塾以外にかかる費用その2:交通費や宿泊費

受験会場へ行くまでの交通費も見落としやすい費用の一つ。志望校が遠方にある場合は、宿泊費や新幹線代・飛行機代などがかかる他、保護者が付き添う場合は、保護者分の費用も必要です
また、塾に通う際の電車代・バス代・外食費なども、ひとつひとつは小さな出費とはいえ、3年間で考えるとまとまった出費になります。

中学受験塾以外にかかる費用その3:併願校の入学金

入試に合格した場合は、納付期限までに入学金を支払う必要があります。期限内に納めないと入学資格が取り消されてしまうため、複数校を受験する場合は、それぞれの学校の入学金と納付期限をチェックしておきましょう。
入学金の目安は、国公立は無料、私立は20~30万円前後(地域により異なる)です。私立4校を受験する場合は、入学金のみで80~120万円かかる上、一度納付した入学金は、入学を辞退しても原則として返却されません

中学受験塾の費用を抑える工夫

このように、中学受験では「塾にかかる費用」「塾以外にかかる費用」を含めて200~300万円程度は必要になると考えておくべきです。特に、塾の費用は受験期間中ずっと発生します。できるだけ費用を抑えたい場合は、以下の工夫に取り組んでみてはいかがでしょう。

中学受験塾費用を抑える工夫その1:受講科目を絞る

中学受験の科目は4教科(国語・算数・理科・社会)が基本ですが、学校によっては2教科や3科目のところも。また、4科目受験の場合でも、すべての教科を均等に配点するケースと、特定の科目の配点を高く評価するケースの2パターンがあります。
中学受験塾の多くは、4科目と2科目にコースが分かれている(もしくは1科目ずつ受講できる)ため、志望校の受験制度を調べた上で、配点の高い科目のみ受講するのも一つの方法です。

中学受験塾費用を抑える工夫その2:塾のキャンペーンや特待生制度を活用する

中学受験塾では、受験シーズン前などに入塾金が無料になるキャンペーンを開催する場合があります。入塾を検討している学習塾がある場合は、インターネットや口コミで過去の開催実績を調べてみましょう。

また、大手学習塾は特待生制度を設けている場合があります。学力テストの成績などが基準を満たすと、授業料の全額免除や半額免除を受けられるので、すでに一定の学力が身についている場合はチャレンジしてみると良いでしょう。

中学受験塾費用を抑える工夫その3:通信講座やオンライン塾、個人塾を利用する

中学受験塾の中でも大手と言われる4大塾(SAPIX、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミー)は、比較的費用が高い傾向にあります。塾費用を抑えたい場合は、地域密着型の個人塾や中学受験に対応した通信講座、オンライン塾を検討しても良いでしょう。
個人塾・通信講座・オンライン塾とも、授業料は大手学習塾より低めのところが多く、それぞれのサービスごとに「個別指導ができる」「オンラインで場所を問わず受講できる」等、大手にはないメリットもあります。

Z会 中学受験コース(トータル指導プラン)

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Z会 中学受験コースは、自宅学習で合格を目指すための通信教育です。難関校受験にも対応したハイレベルな教材(要点学習と問題演習)に加え、個別の学習指導(スケジュール管理やモチベーションアップetc.)、受験情報の提供、保護者への学習進捗報告などのサポートを用意。紙テキストを使った筆記学習とタブレットに配信される映像授業を両軸に、中学受験塾と同レベルの学習カリキュラムを提供しています
講座は1教科から受講可能。塾なしでの中学受験はもちろん、塾との併用や苦手科目の強化にもおすすめです。

入会金(税込) なし
授業料(税込) 【小学6年生・本科】
・1教科:6,205円~7,300円
・2教科:12,410円~14,600円
・3教科:18,615円~21,900円
・4教科:24,820円~29,200円
教科 国語、算数、理科、社会
※1教科から受講可能

Z会 中学受験コース(トータル指導プラン)公式サイトへ行く

トライのオンライン個別指導塾

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トライのオンライン個別指導塾は、家庭教師のトライが提供するマンツーマン型のオンライン塾です。指導に当たるのは全国に33万人在籍するトライ教師の上位3.5%に当たる「プロ教師」。長年の指導実績に基づいた志望校別の学習指導を提供しており、受験対策はもちろん日頃の学習アドバイスまで幅広いサポートを実施しています。さらにトライの教育プランナーが、学習の悩みや受験情報の提供など保護者からの相談にも対応。子供一人ひとりに合わせた中学受験対策を希望する場合に利用価値の高いオンラインサービスと言えるでしょう

入会金(税込)
※2025/3/31まで入会金無料キャンペーン実施中
授業料(税込) 小学6年生
個別に見積もり ※例:1コマ60分✕月4回:円~
※2025/3/31まで授業料1か月分無料キャンペーン実施中
教科 国語、算数、理科、社会
※教科数・授業数とも相談可

トライのオンライン個別指導塾公式サイトへ行く

進研ゼミ 小学講座 「考える力・プラス 中学受験講座」

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進研ゼミ 小学講座 「考える力・プラス 中学受験講座」は小学4年生~6年生を対象とした中学受験対策講座。進研ゼミ 小学講座の有料オプションとして受講することが可能です。
主な教材は、良問テキストと映像授業。徹底的な入試分析により、必要な単元を効率よく学べる内容となっているほか、毎日の学習を無理なく継続できる形に構成されています。さらに、「赤ペン先生」による添削指導が受けられるのも嬉しいポイント。
2024年度の志望校合格実績も89.9%と高いので、中学受験対策ができる通信講座を検討する際、ぜひ候補に入れておきたいサービスです。

入会金(税込) なし ※「進研ゼミ 小学講座」の有料オプション
授業料(税込)
  • 毎月払い:月額7,870円
  • 6か月分まとめ払い:1か月あたり7,870円
  • 1年分一括払い:1か月あたり
教科 国語、算数、理科、社会

進研ゼミ 小学講座 「考える力・プラス 中学受験講座」公式サイトへ行く

中学受験のための塾の選び方

中学受験対策のできる塾は、大手学習塾のほかにも中堅塾や個人塾などがあります。授業スタイルも集団指導・少人数指導・個別指導と様々。
子供に合った中学受験塾を選ぶためには、それぞれの塾を以下のポイントでチェックしてみると良いでしょう。

  • テキストやカリキュラム・学力テストなどの内容と仕組み
  • 学習サポートや指導体制
  • 合格実績と通っている子供のレベル
  • 受験情報の豊富さ
  • 自宅からの距離と通いやすさ
  • 月謝や講習費などの費用

中学受験塾選びで大切にしたいポイントは複数ありますが、学習内容(カリキュラム、テストなど)が中学受験を意識して組まれているか、受験指導のノウハウがあるかは最初に意識しておきたい部分です。

志望校によっても受験対策は異なるため、合格実績や周囲の学力レベルも参考に、その塾の得意分野を見きわめる視線も必要です。
受験期に入れば定期的に通うことになるため、通いやすい立地にあること、費用がかかりすぎないことも重要でしょう。

ほとんどの塾は、見学会や無料体験を実施しており、授業の様子や講師の人となりを確認できます。そのため、まずは直接足を運んでみて、塾の費用と共に学習システムやスケジュールを確認するのがおすすめ。塾と子供の相性を見ると同時に、保護者と塾の相性も確認し、受験までしっかり伴走してくれる塾を選びましょう。

中高一貫校への進学後にかかる費用

中高一貫校への進学後にかかる費用は、公立と私立とで大きく変わってきます。
文部科学省が公表している「令和5年度子供の学習費調査」のデータをもとに算出すると、中高一貫校への進学後6年間にかかる費用は、公立校の場合が約342万円、私立校の場合が約777万円
なお、費用の大まかな内訳は以下の通りです。

公立中高一貫校(6年間)
中3年間 高3年間 合計
学校教育費 45万2,241円 105万4,356円 150万6,597円
学校給食費 10万7,001円 - 10万7,001円
学校外活動費(※) 106万8,183円 73万8,900円 180万7,083円
総額 162万7,425円 179万3,256円 342万681円
私立中高一貫校(6年間)
中3年間 高3年間 合計
学校教育費 338万4,183円 229万9,470円 568万3,653円
学校給食費 2万7,951円 - 2万7,951円
学校外活動費(※) 126万8,943円 79万1,379円 206万322円
総額 468万1,077円 309万849円 777万1,926円

公立中学一貫校へ進学する場合と、私立中高一貫校へ進学する場合とでは、6年間でかかる費用に約2.3倍の違いがあります
中学受験の志望校を決める際は、公立と私立とで進学後にかかる費用に大きな差が出ることも把握しておきましょう。

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