タブレット学習は紙の学習とどう違う?それぞれの学習方法のメリット・デメリット
2020年度から小・中学校のデジタル教育がスタートし、タブレットをはじめとしたデジタルデバイスを活用した学習に注目が集まっています。
子供の家庭学習をサポートする手段として、タブレット学習の利用を検討している保護者の方も多いのではないでしょうか。
学習効果において、従来通りの紙学習と、タブレット学習にどのような違いがあるかは、様々な実験や研究が行われ、ある程度の傾向が明らかになっています。
現在は、タブレットと紙はメディア上の特性が異なることから、どちらかに偏って利用するよりも、それぞれの長所を活かして学習に活用することで、お互いのデメリットを補い合えるという考え方が主流です。
そこで今回は、「タブレット学習と紙学習」をテーマに、2つの学習方法のメリット&デメリットを比較。タブレット学習と紙学習を併用し、それぞれの長所を活かすための学習方法について解説します。
※タブレット学習のメリット・デメリットについては、下記の記事で詳しく解説しています。
紙学習にはないタブレット学習のメリットに興味がある方や、お子さんの家庭学習にタブレット学習を取り入れるかを検討中の方は、ぜひ参考にして下さい!
目次
紙学習のメリットとデメリット
はじめに従来通りの紙を使用した学習にはどのような特徴があるのか、紙学習のメリットとデメリットを見てみましょう。
紙学習のメリット
紙とデジタルデバイスの特性を比較した研究では、
また、算数の途中式のように、紙には思考の過程が残るため、つまずいた箇所を把握しやすい点もメリットでしょう。
模試やドリルなどの問題を紙で解くことは、学校のテストや入試などの本番環境に近い点も、紙学習のメリットと言えます。
さらに、タブレット教材と比較すると、紙の教材は種類が多く、価格帯も幅広いため、自分に合った教材を気軽に取り入れられるメリットがあります。
紙学習のデメリット
一方、紙学習のデメリットは、書く行為そのものに対する心理的なハードルが高い点です。特に勉強の苦手な子供ほど、「紙に書く=勉強する」のイメージを強く持っているため、紙を使った学習には気軽に取り組みづらいと言えるでしょう。
また、紙学習は、「解答を書き込むのに時間がかかる」「子供自身あるいは親が丸付けをする必要がある」など、タブレット学習と比較すると時間と手間がかかります。
教材の収納にスペースを取る点や、持ち運ぶ際にかさばる点も紙学習のデメリットと言えるでしょう。
タブレット学習のメリットとデメリット
それでは、タブレット学習にはどのような特徴があるのか、メリットとデメリットを見てみましょう。
タブレット学習のメリット
タブレット学習のメリットは、紙の教材にはない音声と映像を利用した学習が可能になる点です。例えば、英語学習では、英語の音を聞くだけでなく、自分の発音を録音して音の正しさをチェックできます。他にも算数の図形の展開図をアニメーションで理解したり、理科の実験を映像で確認したりと、多彩な学び方が可能となる点もタブレット学習のメリットでしょう。
計算ドリルや英単語の学習では、音と動きを伴ったゲーム要素のあるカリキュラムを用意している教材が多いので、子供が取り組む際の心理的なハードルを下げられます。
毎日の課題の作成や、問題の採点、学習結果の分析にも自動で対応している教材が多いため、効率よく学習を進める上で役立ちます。
タブレット学習のデメリット
一方、タブレット学習のデメリットは、出される問題をただ解いているだけだと、自分の苦手分野を把握する力や、単元同士の関連性をつかむ力が育ちにくい点です。
また、紙に書く学習とは異なり、ノートの書き込み位置といった空間的な情報を知識と関連させ難いため、記憶の定着面で紙学習に劣ることがわかっています。
タブレット端末の管理が必要になる点も、タブレット学習のデメリットでしょう。端末の充電やソフトウェアのアップデートが定期的に必要となる他、不具合があった場合はカスタマーサポートへの連絡が必要になります。
タブレット学習と紙学習の併用で学習効果をアップ
ここまで見てきたように、タブレット学習と紙学習はメディアの特徴が異なり、それぞれのメリット・デメリットがあります。
つまり、どちらかに偏って学習するよりも、タブレット学習と紙学習を目的に応じて使い分けた方が学習方法として優れていると言えるでしょう。
紙学習におすすめの勉強法
- 授業の予習や復習
- 思考の整理やアイディア出し
- テストや入試前の練習
記憶の定着や思考の洗い出しに向く紙学習は、授業の予習や復習など、新しい知識をインプットし定着させたい場合におすすめです。
思考の洗い出しと整理にも向いているため、頭の中の考えを整理する際や、新しいアイディアを出したいときも、紙に書き出してみると良いでしょう。
また、テストや入試といった手書きで回答する試験の練習にも適しています。
タブレット学習におすすめの活用法
- 学習習慣の定着(学習へのハードルを下げる)
- 英語の発音や算数の解き方、理科の実験映像などを音声・動画・映像で学ぶ
- 漢字・英単語・計算ドリルの繰り返し学習と定着度チェック
- 単元全体の達成度チェックや苦手分野の分析
取り組みやすさが魅力のタブレット学習は、勉強のハードルを下げ、毎日の学習習慣を定着させたい場合に活用すると良いでしょう。
英語の発音練習や算数・理科などの動画解説も、音声と映像で学べるタブレット学習の得意分野。
また、漢字や英単語などの暗記ものや、計算問題などの繰り返し学習がものをいう分野では、効率よく問題を出題し、丸付けも自動でできるタブレット学習を活用すると良いでしょう。(定着が不十分な箇所については、ノートに書いて覚えると効果的。)
学期末などの節目に全体の理解度チェックをしたい場合も、タブレット学習を活用すると、結果の分析までできるのでおすすめです。
おすすめのタブレット学習教材
タブレット学習は、現在、様々な企業がサービスを提供しています。ここでは、タブレット学習の中でも評判が良く、紙学習に対応可能なものをご紹介します。
出典:進研ゼミ小学講座 公式サイト
チャレンジタッチは、小学生向け通信教育大手・進研ゼミのタブレット学習教材です。専用タブレットに毎月講座が配信され、毎日のレッスン(1日10~15分程度)と月1回の赤ペン先生による添削課題をこなすことで、学校の教科書の学習をサポートします。
タブレット学習の「チャレンジタッチ」の他、紙教材の「チャレンジ」も取り扱っており、受講途中で切り替えることも可能(間に合う月号からの切り替え)。
添削指導や学期末ごとの実力診断テストでつまずき箇所を洗い出し、個別問題の提案や学習アドバイスを受けられます。
書く学習を強化したい場合は、オプションで「漢字計算くりかえいドリル」(1号あたり980円税込)もおすすめ。
| 対象学年 | ⼩1〜⼩6 |
|---|---|
| 教科 |
国語/算数/理科/社会/英語/プログラミング ※小1・2は国語・算数・英語 |
| 料金(毎月払い・税込) |
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出典:スマイルゼミ 公式サイト
スマイルゼミは、学校向け学習支援ソフトの開発を手がけるジャストシステムのタブレット学習です。専用タブレット端末に毎月講座が配信され、毎日の課題(1回15分程度)と学期末ごとの実力診断テストで教科書に準拠した内容の学習と定着度をチェックできます。国語の書き取りや英語の単語学習は、付属のデジタルペンを使用した書く学習にも対応。
また、子供の生活リズムに合わせた学習計画の提案や、間違えた箇所の振り返りを行うことで、子供自身の学習への気づきをサポートしてくれます。
講座は約2週間の無料お試しが可能。学習内容やタブレットの操作性に満足できない場合は、期限内にタブレットを返却すると全額返金を受けられます。
| 対象学年 | ⼩1〜⼩6 |
|---|---|
| 教科 | 国語/算数/理科/社会/英語/プログラミング |
| 料金(毎月払い・税込)※標準クラスの場合 |
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出典:スタディサプリ 公式サイト
スタディサプリは、リクルートが提供するタブレット学習です。学年別・教科別の映像授業が見放題となり、専用テキスト(無料※製本版は1冊1,320円税・送料込)と合わせて学習することで、学習塾に匹敵する学習サポートをリーズナブルに受講できます。
専用タブレット端末はないため、利用時は市販のタブレットやスマートフォンにアプリをインストール(もしくはブラウザ版にログイン)する必要があります。
学習時はデジタルデバイスを使用するものの、学習方法は紙テキストへの書き込みが中心となるため、スタディサプリ単体での利用はもちろん、サブ教材として他のタブレット学習との併用もおすすめです。
| 対象学年 | ⼩4〜⼩6(中学・⾼校にも対応) |
|---|---|
| 教科 | 国語/算数/理科/社会/英語 |
| 料金(毎月払い・税込)※ベーシックコース | 1年生…円 |